ロド日記

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僕がお金を支払ってもいないものに対して言いたい放題言わせてもらおう、という割と身勝手なブログです。

「封刃師」第8話、最終話ネタバレ有り感想。傑作アクション怪奇サスペンスドラマ!!


中島かずき脚本、早乙女太一主演という豪華な地上波TVドラマ「封刃師」の感想も今回で最後!

いや、それにしても豪華ですね。早乙女太一以外も現在放映中の大河ドラマに出ている俳優が多数出演。なんとなく三谷組と中島組は被るのかもしれませんね。舞台出身の人が多いからかもしれません。

そんな感じのこのドラマ、地上波放送の実写ドラマとしてはかなり荒唐無稽なエンタテインメントとなっているのですが、さすが中島かずきですね。

思えば、中島かずきの実写ドラマってかなり珍しいのではないでしょうか? やはりアニメ、或いは劇団☆新感線のイメージが強いですよね。

そういった意味では、我々ファンにとってはレアでおいしいドラマだったかもしれません。

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第8話

駆の流れとしては、鬼噛という刀の憎しみの力を利用して、かつての師匠に対抗する作戦だったらしい。

そのため、師匠を見つけるまではかなり苦しみます。その間、人斬りたい衝動に何度も駆られます。ここの、苦しむ早乙女太一が、なんというか、エロいw

しかし、なんとか耐え抜き、決戦に持ち込みます。しかし、師匠強い。前回、やるな、と思わせる新封刃師と二人掛かりでも苦戦。あまつさえ、新封刃師は腕を折られてしまいます。

ちなみに、期待通り、この新封刃師がエリート風吹かせてて良いですね。そのエリートに負けないショウがまたカッコいい。

で、そこへ新しい鞘を持ったショウが登場。いやあ、ショウ大活躍ですね。そして、まさかの駆を封じる展開! そしてショウ、めちゃ強ぇ。いや、ホント大活躍!

やはり、血が重要だったらしいです。そしてその際、駆に対する思いを込めることが重要らしい。血は、やはり触媒だと思うのですが、供物というか、生贄の象徴的な意味合いもあるような気もします。

それにしても、鞘作りのねーちゃんが骨董屋のテーブルを切るシーンが面白かった。橋本じゅんのコミカル演技が見れたのはやはり嬉しい。

また、師匠が復活したのは、橋本じゅんが師匠を斬った現場がたまたま旧日本軍の研究跡地だったため、そこで土葬された師匠の体に宿った、という流れらしいです。たまたま、ってのが少し雑な感じがしないでもないですが……。

また、どうも手塚とおるは黒幕ではないらしいです。ここの予想はハズれましたw

そして、師匠、決戦の時、いつの間にかいなくなっていた。どこ行ったんだろう?

最終回

個人的なハイライトは橋本じゅんの殺陣ですかねー。これが見れたのが面白かった。ここらへんは劇団☆新感線というか、一度舞台でも見たことあるのでテンション上がりました。

しかし、店長(橋本じゅん)、めちゃ強い! かなり優勢に戦いを進め、あわや元師匠封じるか!というところまで追いつめるのですが、どういうわけか封じられず。よほど穢れが強いということなのでしょうか。そして、残念ながら最後はやられてしまいます(物語上当り前か)。

また、予想に反して手塚とおるは黒幕ではなかったですねーw むしろ店長と示し合わせて封じ鞘を隠していました。悪役と見せかけて正義側だった、というパターンだったか。

そして最後はもちろん、駆と元師匠の一騎打ち。早乙女太一は二刀流の鞘。舞台で観た時も二刀流だったので、やはり早乙女太一といえば二刀流です。

しかし、師匠は強いし、封じるのも難しい。どうなるか?!と思ったら、最後は自分の左腕に護符を貼りまくり、その左腕で師匠の刀をズッポリと刺させて封じるという、非常に痛々しい決着のつけ方。やはり血という要素が重要だったのかもしれません。

そして最後はその穢れを取り込んだ左腕を相棒・ショウが封刃師を斬る刀で切り落とすという、壮絶すぎる決着。しかし、こう来たか、と予想を裏切りまくる展開は脱帽。さすが中島かずきです。

それに、駆が一度負けているのが良いですね。一度負け、最後に勝つ。しかも苦戦しながら。なんとなく昭和のヒーローを思い出させます。ここらへんも中島かずき節だと思いますね。

最終回はアクションを前面に押し出したクライマックスでした。早乙女太一の殺陣を前面に押し出しながら、個々のドラマや意外な展開も素晴らしい、なかなかの傑作アクション怪奇サスペンスドラマだったと思います。

しかし、新聞記者の子がなぜ穢れが見えたのか、そこにも何か理由が欲しかったですかねー。あるいは、理由があって、ちゃんと描いていたけど分かりづらかった、とか。

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