ロド日記

azzurri日記

僕がお金を支払ってもいないものに対して言いたい放題言わせてもらおう、という割と身勝手なブログです。

NHK正月時代劇「いちげき」ネタバレ有り感想。クドカン自身を投影?!


クドカンが脚本を担当したNHKの正月時代劇「いちげき」をNHK+で観ました。

元は小説で、それを原作とした漫画の方のドラマ化という、ややややこしい経緯を辿ったドラマとなっています。

もちろん楽しみにしていたんですけど、どんなもんかなー、という感じが正直強かったです。

そしたら、めちゃくちゃ面白かった! やっぱり録画しておきゃ良かった、と思ったくらい。

テンポが良い

やはり、先ずはテンポの良さが挙げられると思います。

今回改めて、やはりこういう活劇エンタメはテンポが命、のような気がしました。

とにかくテンポが良いんですね。サクサク進んでいく感じ。1時間半という長さはまるで感じさせなかったです。

内容的には、武士から散々嫌な目に遭わされ続けてきた百姓が、ほぼ騙される形で武士として登用される、というところから出発して、あれだけ嫌いな武士に自分がなるという葛藤、初めて人を殺した恐怖、階級闘争などを限られた時間枠の中で実にテンポ良く描いていたと思います。

三幕で区切っていたのも良かったですね。そのことがテンポの良さを出していた大きな要素だったと思います。そうやって短く区切ることで、人は時間を把握することができて、テンポの良さを感じることができるでしょう。

神田伯山の講談

またその幕の際など、途中途中で神田伯山の講談が挟まれるのも良かったですねー。

それによりメリハリを出すことに成功していたように思うし、何よりやはり神田伯山の講談は迫力がある。

ちなみに、勝海舟が出てきた時、伯山が「やっと知ってる人出てきた。知ってる人が出てくると安心しますね」みたいなことを言った時はニヤリとしてしまいましたねーw

やはり時代劇、クドカンということで、かの大名作大河にして残念ながら低視聴率大河「いだてん」を思い出してしまいます。

「いだてん」は、とかく「有名な人が出てこなかった」と批判されていたのですが、その批判に対するクドカンからのアンサーというか、嫌味が表れているようで痛快でしたね。

思うんですけど、結局大河を観ている層ってのは、ドラマを観てるんじゃなくて、有名な人の立志伝、偉人伝、再現VTRが観たいだけなんじゃないですかね?

じゃなきゃ、あんなに素晴らしい大河があんなに低視聴率なわけはない。実際、批判してる人は数字をあげつらうばかりで、肝心要の内容について文句言ってる…いや、文句「言える」奴はほぼいなかったですからね。

逆に内容について語ってる人は絶賛が多いイメージ。しかも、「いだてん」を評価できてる人はちゃんとした人が多い印象。

役者

あと、役者が良かったですねー。

薩摩侍の杉本哲太はさすがに武者姿が似合っていたし、薩摩役人のシソンヌじろう、そして勝海舟尾美としのりの、インテリならではの人を下に見た感じとかも、らしさ満載でしたし、伊藤沙莉は安定の良さだったし、ティモンティ高岸は時代劇の性格俳優が完全に板についてきた感じだし。

意外に良かったのは西野七瀬の妹と芸者の一人二役。この役が存外重要な「作劇場の小道具」にすらなっていたと思います。

芸者の子が妹に似ている、という情報を手に入れた杉本哲太が、芸者似の妹を探し出し、村を焼き払う。そこで主人公の復讐が出来上がり、戦う理由ができてしまう。その意味で非常に重要な役を好演していたと思います。

芸者役の時は妖艶さもあったと思うし、逆に妹のあっけらかんとした感じが、やけに悲しかったです。

松田龍平怖ぇ…

しかしなんと言っても良かったのはやっぱり松田龍平ですよね。

この人、ナチュラルに怖い(^^;; ポソッと当たり前のように怖いことをいうし、それがめちゃくちゃ迫力ある。喧嘩慣れしてる感じというか。

またこの役、中間管理職の悲哀もあるんですよね。思えば、杉本哲太の役もそうでした。この二人は直接絡むことはなかったんですけど、部下と上司の間、もっと言ってしまうと時代の間で最も翻弄された登場人物であったかもしれない。

杉本哲太は復讐に燃え、武士や人の道を踏み外し、松田龍平も結局は百姓たちと同じように勝海舟の捨て石でした。

また、相手の心情を看破するようでいて、その実、自分の心情を吐露するセリフが上手かった。松田龍平は部下に「(一撃隊に対して)情が移ったか」と冷たく言い放つんですけど、それは自分のことであったと思います。

説明しすぎ?

ただ、セリフといえば、ちょっと心情を説明しすぎな感は否めなかったように思います。

特に、染谷翔太が自分の村を杉本哲太に襲われ、妹の亡骸を前にした時のセリフは長々とした説明台詞だったと思います。

さしものクドカンといえど、ここは最近のドラマの流れには抗えなかった、ということか。なんせ「わかんないはつまんない」ですからねw 随分腐った風潮が広まったものです。

クドカン自身を投影?

あと、今回ちょっと思ったのは、百姓たちが初めて人を殺した、その恐怖なんですけど。

イーストウッドアメリカン・スナイパー」を思い出してしまいました。現代の戦争での帰還兵の苦悩を彷彿とさせるというか。

百姓たちは薩摩の辻斬りたちを始末した後、意気揚々と井村屋でバカやるんですね。でもそれは、そういった恐怖を紛らわすためだったんです。

多分、自分が自分じゃなくなる感覚というか。

それで、それは売れた後のクドカンの感覚が投影されているのかもしれない、とちょっと思ったんです。

百姓から武士になる。一介の小劇団の座付き作家から、全国区のテレビドラマのスター脚本家となる。

自分が自分でなくなる感じ。自分が嫌いだったものになる感じ。そういった自己の経験が投影されているのかもしれない。


「錆食いビスコ」第11、最終話ネタバレ有り感想。さすが「このラノ」二冠原作アニメ!!


主人公、しかもタイトルロールのまさかの途中退場で、どうなっちゃうんだろう?っている流れで最終章に突入です。

そしたら、やっぱねー、そうなりますよ!w そりゃ当然。

いや、なかなか良かった! さすがですね。さすがは「このラノ」総合・新作二冠。

朗読動画

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第11話

鉄人との最終決戦の続きの回。鉄人は黒川の人格を持っているようなので、忌浜市に向かっているよう。

しかし、ミロ曰く、その理由が「不安」みたいなことを言っていました。黒川の故郷は忌浜市なのでしょうか。そういう理由なら、黒川は元はキノコ守りなので、キノコ守りの里的なところの方がしっくりくるような気も。なんとなく、都会の忌浜市はしっくり来ない印象はあります。

そしてその途上には子供たちの町があります。子供たちは悩んだ挙句、逃げることを選びます。ヤバけりゃ意地を通さず逃げろ、って思想は、個人的には非常に素晴らしいと思います。

それでも、仲間が逃げる時間を確保するために、リーダーは囮に。そしてリーダーは大ピンチに陥ってしまいます。その時、ミロが助けに来ます。

しかし、そのミロに、リーダーは違和感を感じます。ミロがビスコに成りきっているからです。

その後もミロはビスコ風に振る舞うのですが、なんだか無理があるし、そうすることでミロのパーソナリティが消えている気もしました。これはいかがなことか、と思いますが、しかしそれもまた伏線でしょうか。

忌浜の国境に現れた鉄人と、いよいよ最後の対決に挑むミロ。鉄人の背中に飛び乗り、ナイフで直接傷付けます。戦車とかの砲弾は全く効かないけど、こういう原始的な物理攻撃が効くのは、ウルトラマンエヴァンゲリオンなどの流れにある感じ。

そんな感じでミロは鉄人を追い込みはしますが、鉄人の手に捕まってしまいます。そして忌浜国境の壁に投げつけられてしまいます。

万事休す!と思いきや、でも生きてる。リアルな描写とギャグ漫画的描写が混在する不思議な世界観。もっとも、それはビスコやパウーの戦い方で既に表現されてはいたのですが、ちょっとこれはやり過ぎ感は否めなかったかもしれません。

しかし、ミロが傷つけた鉄人の背中から、まさか、まさかのビスコ復活! そりゃなしだろー!と思いつつも、英雄の復活はやはりテンション上がりますね。

最終話

先週のまさかの復活は、理由はよくわかりませんが、錆喰いの巨大生物を倒した時に関係があるらしいです。よくはわかりませんが。

ただミロ曰く、人間とキノコの合いの子、であるらしいです。よくわかりませんが。

また、黒川は鉄人の頭部に取り込まれていて、曰くコックピットであるらしいです。頭脳、といったところでしょうか。

最後はパウーがビスコへの恋心(!)と男気(?)を見せて鉄人の仮面を叩き割り、最後はビスコとミロの共闘で見事黒川を撃退。

それにしても黒川はやはりカッコ良かったと思います。でも、それもこれも津田健次郎の声のおかげというのが、多分にあったと思います。

多分、黒川の声が津田健次郎でなかったら、正直あまりカッコよくはならなかったと思います。時に主役を食うくらいのカッコいい声、そして演技をするのが津田健次郎だと思います。

また、津田健次郎はヒールも似合うけどヒーローも似合うんですよねぇ。そこらへんも、なかなか稀有な声優さんだと思います。

最後は大団円で、錆喰いも大量に手に入ったし、パウーは忌浜の新知事になるし(ジャビがサポートをするというのも良い)、ビスコは元の姿に戻るためにミロと旅するのも良いし、なんと言っても群馬県の門番が一話と違ってビスコとミロに好意を持っているのが良い。

そしてそれは多くの国民の総意でもあるらしいことも良い。エピローグの余韻も良いと思うし、何より全体の世界観、そして痛快さが良かったと思います。

途中、時系列が迷子になることも散見されましたが、最終的には非常に良いアニメだったと思います。

また、最後のスペシャルエンディングテーマがめちゃカッコ良かった。今までのシーンの総集編的な編集ともハマっていたと思います。

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「錆喰いビスコ」第8~10話ネタバレ有り感想。攻めに攻めた展開!!


今回は「錆喰いビスコ」の第8話から10話の感想を書きたいと思います。

いや、今回は結構な新事実が発覚して、物語的にも設定的にもかなり攻めた内容となっております。

すげーな、このアニメ。つーか、ラノベ。よくこれ放送できたと思うし、よく出版できたと思う。

多分、そこそこオブラートに包んでるからなんだと思うけど、特に時代性にもバチバチにマッチしてたし。

これ、ラノベはいつの発売だ? 2018年か。直近の時代を予見したような内容ですね。

えてして、優れた創作者は時代を予見すると言いますが、まさにその通りの作品ですね。

いや、すごいですね。

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第8話

ミロが忌浜県知事・黒川の元へ行くと、なんとそこで錆の病を「意図的に」流行らせ、医療関係者が大儲けしている、という事実がわかります。

なんつーか、もんのすごいタイムリーすぎる話(のような気がする)で、これよく放送できましたねw またよく出版できたと思う。まぁ、逆にこのタイミングでこのおアニメ差し押さえにしたら余計怪しまれるかw

そして、更には黒川知事が錆を治すという「錆喰い」を使い、国家中枢にまで進出しようとしている計画がわかります。

しかも、「錆はキノコが原因で、キノコ守りが錆を撒き散らしている」と喧伝しているのが、実は黒川だったことも判明。もう、陰謀論、つーか陰謀でしたね。まんま陰謀。

また、黒川が元はキノコ守りだったことも告白。人を操るキノコを開発したらしいのですが、キノコ守り仲間から邪道扱いされる、転向したらしい。そりゃ邪道だわw 洗脳キノコじゃねぇか。危なすぎるだろ。

多くの場合、独裁者というものは他者に対して絶望し、その恨みからそうなってしまうらしいのですが、その系譜というか、そういうのをこの黒川も踏襲している感じ。そこらへんの人物設計といいますか、よく出来てますよね。

で、ここでの戦いがまた手に汗握りました。最初はミロが逞しく、且つある意味冷酷に成長した姿を見せつけるのですが、一気に形成逆転。元キノコ守りであるところの黒川の術中にハマってしまいます。

更にここでビスコが乱入し、またまた形成逆転! したかに見えたのですが、例の人を操るキノコによって操られてしまったミロ(キングギドラみたい)が、ビスコを攻撃させられてしまいます。

ここでのミロがね、逆に良かったですねー。ちょっと穿った見方になってしまうのですが、泣きながら、意に反した言葉遣いで黒川にやめてくれと懇願する姿は、その女の子のような容姿とも相まって、むしろエロい。なんかね、非常にエロいんスよね。

しかし、更に更に、大逆転! 脱獄したジャビが黒川にトドメを刺すのです。ちなみにジャビはパーウーも逃がしてくれました。爺さんカッコいい。

これから逃げるゾ、ってところで、しかし追手が来ます。そして殿(しんがり)をつとめたジャビは拘束されてしまいます。今回はホントにジャビが大活躍、なんですけど、それゆえの悲劇。うーん…ここは辛いシーンです。

そして、ビスコをお姫様抱っこ(この倒錯した感じが良い)したミロは、なんとか逃げ切るものの、その背中には矢や銃弾を何発も…。というところで、次回!

第9話

まさかの、残り2話を残しての主役退場! いや、この展開にはビビッた!

前回のラストから、むしろミロの方がヤバいと思ったし、なんならジャビが風前の灯かと思ったら、まさかのビスコだった! この展開は全く予想していなかったですねぇ。

しかも、錆の病に侵され、体がどんどん崩れていくという壮絶さ。それでも戦うビスコカタルシスは、どこかボロボロになり、醜態を晒しながらも人類のために戦うウルトラセブンにも通ずるものがあるような気がします。

なぜ突然セブンかというと、同時期にNHKの再放送観てたんですよ、ええ。しかも丁度「ビスコ」と同じく物語最終盤でした。いやー、セブンのカタルシスもすごかった。

そういった意味でカタルシスは半端ないのですが、なぜ主役を殺さなければならなかったのか、そうまでする意味がこの段階では正直わかりませんでした。

しかも、ようやく鉄人が出てきたタイミング。物語の謎としては道半ばです。ここでタイトルロールがいなくなるというのは、やはりちょっと置いてけぼり感も感じずにはいられませんでした。「あれ?」という気持ちが、正直ありましたねー。

ただ物語としては、錆の病は自然状態ではもうほとんどなく、影響もない。金儲けしたい黒川としては、じゃあだったらどうするか、人為的に作ればいいという。

いや、とんでもないですねー! とんでもない陰謀で、物語的にはスケールもデカいと思うんだけど、よくこれ放送できたな、と改めて思ってしまいます。

そして、その錆を作り出すのはやはり鉄人だったようなのですが、これは一体誰が何のために作ったのかは、まだわかりません。しかも全部で5、6体あるという! 勘弁してくれ、マジで。

そんなわけで、物語としてはまだまだこれから。そんな中のタイトルロール退場なので、いやー、意外過ぎましたねー。

第10話

今回は、予想通り期待通り、鉄人復活!

ま、ある意味ぶっちゃけた話、鉄人復活は視聴者みんな見たかったと思います。だけど、主人公側に感情移入している身としては、これは避けたかった(いいぞ、もっとやれ)。

しかし、その復活の依り代となったのは、どうやら黒川だったらしいんです。どういう理屈かは、ちょっとわからなかったですが。

鉄人となった黒川は、その強大な力でやりたい放題。しかし、ビスコの魂が乗り移ったかのようなミロが反撃に転じます。ジャビも加わって、割と押していくのですが、いかんせん鉄人は強すぎる。どうなるー?!、というところで次回。

ちなみに、エンディングの歌は、それまではビスコとミロのデュエットだったのが、今回はミロのソロ。

なんか、やっぱり最終回前の主役退場は寂しい。

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「錆喰いビスコ」第5~7話ネタバレ有り感想。逆転に次ぐ逆転の展開!!

 

ちょっと、第4話感想から随分と時間が経ってしまいましたが、そこは乗りかかった船です。やはり最後まで感想を書きたい!

ということで、今回は第5話から7話まで一気に感想を書きたいと思います。

今回感想を書くところは、ビスコとミロの旅を通して、この世界のひずみのようなものが浮き彫りとなったり、物語の核心に迫って行ったりと、さすがに中盤、なかなか物語が動いていくパートでもあると思います。

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第5話

この回は痛快な回でしたねー。そして一方、怖い回でもありました。

痛快なのはビスコとミロの方。子供だけの町を訪れ、一旦捕まりつつも、ミロは子供達の病気を治し、ビスコは「飛びフグ」を撃退。それぞれの特技を生かし、子供達を守ります。

また、子どもとの接し方も良かったですね。ビスコは漢字が読めないので、子供に駅名一つ教えてもらう毎に飛びフグ1匹撃退、という条件を突きつけます。ビスコの間抜けな面を逆手に取って、子供に撃退の手伝いをさせるのが、なんというか粋。

こうして子どもに成功体験を与えるんですねー。カッコいいなビスコ。あるいは師匠に自分がやってもらったことなのかもしれません。教育という面においても、なかなかです。

また、この町の大人達は忌浜県知事によって、例のぬいぐるみを被った警察にさせられているらしいことがわかります。子どもだけの町ってのが、そもそも異常事態ですが、そういうことだったんですね。なんというか、闇を感じます。逆に大人たちの方が誘拐された形というか。

で、怖い方はミロのねーちゃんの方。バイクがパンクしてしまい、老夫妻(老でもないと思うが)に一夜の宿を提供してもらいます。

ところが、一見、錆の被害者かと思われたこの夫妻が、実は野盗だったんですねー。何人もの人を殺してきたという恐ろしい殺人鬼。おそらく食べてしまっていたと思われます。ヒー。

しかし、ミロのねーちゃんに敵わぬと見て、最後は(多分)自爆してしまう。子供達が陽とすれば(陽でもないけど)、老夫妻はこの世界の隠の部分を表現したものなのでしょう。

そしてラスト、ジャビが狡猾な忌浜県知事に見つかってしまったところで次回。この知事、実は相当な手練れっぽい。

第6話

またもピンクの髪の女と再会。

非常に嫌な女で、素直じゃないですねー。助けても頼んだ覚えはない、とお礼も言わない。どうにもこうにも好きになれないキャラクターなんですけど、作者にはえらい大事にされてる感じ。

この子をミロもビスコも好きになるようにあの手この手といった感じ。

実は過酷な身の上だったり、様々な職を転々としてきたので色々と有能であったり。でも、その見せ方もあまり魅力的ではないと思うし、上手くもない気がします。

特に、この子の過去について、何かあったのか、と臭わせるのではなく、割とこの子自身に「説明」させてしまっている。これでは「理解」はできても、「感じる」ことはできないと思います。だから、感情移入はできないかなー。

ひたすらミロとビスコがお人好しなんだな、とそこがクローズアップされるだけのように思います。

それだけが目的ならまぁいいんですけど、そういうわけでもないと思うんですよねぇ。

とにかく、この子のキャラ作りは今のところ失敗していると思います。

その一方で、この子は昔「鉄人」の発掘に携わったことがあるらしい。それは1話で老婆が語ったものと同じものでしょう。ちょっと、大きな枠での物語が進んだ感じ。

レプリカを作ったとかなんとか言ってたし、その発掘作業で錆の病になる作業員が後を絶たないし、ピンクの子は現場監督をやらされそうになって、だから逃げたとか。

おそらく、錆の病の謎もその「鉄人」がもたらしたものなのでしょう。

第7話

人間のパーツが至る所にある、デカいミミズみたいなキモい巨大生物を倒そう、という話なんですが、めちゃキモいですねw この巨大生物。さすがに物語の肝となるだけあって、存在感は抜群です。

しかしそんな最中、パーウーが乱入。相変わらずビスコに耳を貸さず攻撃を仕掛けてめんどくさいことになる上、巨大生物に捕まって更にめんどくさいことに。ビスコとミロの足を引っ張るために登場したようなもんw トラブルメイカーという役どころでしょうか。

しかし巨大蟹のハサミを犠牲にしつつ、なんとか巨大生物をやっつけます。ビスコとミロの二人が仲が良いのを見たからか、一旦パーウーは冷静になり、そして自分なりに考えを整理。キノコ守りについての評価を改めます。

しかし、やっとの思いで見つけたキノコは錆喰いではなかった、かと思いきや、キノコ守りの血と結合することによって錆喰いになることが判明。この逆転に次ぐ逆転の展開がいいですねぇ。

これで錆が治る、かと思いきや忌浜県知事がやってきて巨大生物を強奪。その際、ビスコに錆玉を打ち込み、ビスコを錆の体にしてしまいます。

忌浜県に戻ったパーウーは知事に捕まり、二人をおびき出すエサとして使われてしまいます。二人の足を引っ張る役どころの面目躍如といったところでしょうかw

最後は手負いのビスコに代わり、ミロがパーウーとジャビを助けに向かう、というところで次回。

逆転に次ぐ逆転の、息もつかせぬ展開はいいのですが、なんだか色々てんこ盛りで、その展開自体も、ぶっちゃけ急ぎすぎな気がします。

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「封刃師」第8話、最終話ネタバレ有り感想。傑作アクション怪奇サスペンスドラマ!!


中島かずき脚本、早乙女太一主演という豪華な地上波TVドラマ「封刃師」の感想も今回で最後!

いや、それにしても豪華ですね。早乙女太一以外も現在放映中の大河ドラマに出ている俳優が多数出演。なんとなく三谷組と中島組は被るのかもしれませんね。舞台出身の人が多いからかもしれません。

そんな感じのこのドラマ、地上波放送の実写ドラマとしてはかなり荒唐無稽なエンタテインメントとなっているのですが、さすが中島かずきですね。

思えば、中島かずきの実写ドラマってかなり珍しいのではないでしょうか? やはりアニメ、或いは劇団☆新感線のイメージが強いですよね。

そういった意味では、我々ファンにとってはレアでおいしいドラマだったかもしれません。

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第8話

駆の流れとしては、鬼噛という刀の憎しみの力を利用して、かつての師匠に対抗する作戦だったらしい。

そのため、師匠を見つけるまではかなり苦しみます。その間、人斬りたい衝動に何度も駆られます。ここの、苦しむ早乙女太一が、なんというか、エロいw

しかし、なんとか耐え抜き、決戦に持ち込みます。しかし、師匠強い。前回、やるな、と思わせる新封刃師と二人掛かりでも苦戦。あまつさえ、新封刃師は腕を折られてしまいます。

ちなみに、期待通り、この新封刃師がエリート風吹かせてて良いですね。そのエリートに負けないショウがまたカッコいい。

で、そこへ新しい鞘を持ったショウが登場。いやあ、ショウ大活躍ですね。そして、まさかの駆を封じる展開! そしてショウ、めちゃ強ぇ。いや、ホント大活躍!

やはり、血が重要だったらしいです。そしてその際、駆に対する思いを込めることが重要らしい。血は、やはり触媒だと思うのですが、供物というか、生贄の象徴的な意味合いもあるような気もします。

それにしても、鞘作りのねーちゃんが骨董屋のテーブルを切るシーンが面白かった。橋本じゅんのコミカル演技が見れたのはやはり嬉しい。

また、師匠が復活したのは、橋本じゅんが師匠を斬った現場がたまたま旧日本軍の研究跡地だったため、そこで土葬された師匠の体に宿った、という流れらしいです。たまたま、ってのが少し雑な感じがしないでもないですが……。

また、どうも手塚とおるは黒幕ではないらしいです。ここの予想はハズれましたw

そして、師匠、決戦の時、いつの間にかいなくなっていた。どこ行ったんだろう?

最終回

個人的なハイライトは橋本じゅんの殺陣ですかねー。これが見れたのが面白かった。ここらへんは劇団☆新感線というか、一度舞台でも見たことあるのでテンション上がりました。

しかし、店長(橋本じゅん)、めちゃ強い! かなり優勢に戦いを進め、あわや元師匠封じるか!というところまで追いつめるのですが、どういうわけか封じられず。よほど穢れが強いということなのでしょうか。そして、残念ながら最後はやられてしまいます(物語上当り前か)。

また、予想に反して手塚とおるは黒幕ではなかったですねーw むしろ店長と示し合わせて封じ鞘を隠していました。悪役と見せかけて正義側だった、というパターンだったか。

そして最後はもちろん、駆と元師匠の一騎打ち。早乙女太一は二刀流の鞘。舞台で観た時も二刀流だったので、やはり早乙女太一といえば二刀流です。

しかし、師匠は強いし、封じるのも難しい。どうなるか?!と思ったら、最後は自分の左腕に護符を貼りまくり、その左腕で師匠の刀をズッポリと刺させて封じるという、非常に痛々しい決着のつけ方。やはり血という要素が重要だったのかもしれません。

そして最後はその穢れを取り込んだ左腕を相棒・ショウが封刃師を斬る刀で切り落とすという、壮絶すぎる決着。しかし、こう来たか、と予想を裏切りまくる展開は脱帽。さすが中島かずきです。

それに、駆が一度負けているのが良いですね。一度負け、最後に勝つ。しかも苦戦しながら。なんとなく昭和のヒーローを思い出させます。ここらへんも中島かずき節だと思いますね。

最終回はアクションを前面に押し出したクライマックスでした。早乙女太一の殺陣を前面に押し出しながら、個々のドラマや意外な展開も素晴らしい、なかなかの傑作アクション怪奇サスペンスドラマだったと思います。

しかし、新聞記者の子がなぜ穢れが見えたのか、そこにも何か理由が欲しかったですかねー。あるいは、理由があって、ちゃんと描いていたけど分かりづらかった、とか。

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