ロド日記

azzurri日記

僕がお金を支払ってもいないものに対して言いたい放題言わせてもらおう、という割と身勝手なブログです。

「SPYxFAMILY」第十話~十二話ネタバレ有り感想。第一期最終回は過去最高回?!


以前、ツイッターでのんちゃんの「面白い」というお墨付きをいただいた「SPYxFAMILY」なのですが、今度はくるり岸田繁のお墨付きまで!

いや、すごいですねぇ。二人とも何かとアニメとは縁のある、アニメ界隈以外の有名人ですが、やはり目が肥えています。

というわけで、超絶大好評の覇権アニメ「SPYxFAMILY」なのですが、残念ながら一旦終了。第二期は秋からのスタートとなるそうです。

その前に、10〜12話の感想をごく簡単に綴っていきたいと思います。

第10話

んんー、この回は、正直……、あんまり面白くなかったですかねー(^^;;

アーニャたち子供がただドッジボールやってるだけ、って感じでした。

 

第11話

ステラ獲得のために四苦八苦するロイド。しかし、アーニャは筋金入りの駄馬であった。

ただ、テレパシーが使えるので、今はどの生徒がどの教科が得意なのか、そのカンニングの下調べをしている最中だという。アーニャが結構腹黒くて笑える。

一方、ロイドは任務のために、つまり一歩引いた目で我が娘(偽物)を見ている。そのため、意外と良親になっているように思うんです。

目的のため成績優秀にしようとはします。しかし、目的が第一にあり、親特有の娘への過度な期待はないため、冷静に娘の能力を見極めることができています。

従って、そこから逆算していかに成績を伸ばすか、いかにステラを獲得するか、を見極めているのです(大苦戦中ですが)。

結果、子供にとって、なかなかの良い親になっているように思うのです。

その一方、全く愛情がないか、と言われるとそんなことは決してないように見えます。実の親のような、良くも悪くも深い愛情は確かにありません。でも、あるにはあるんです。じゃなければ、面接の時に机をブン殴ってブッ壊すようなことはしないでしょう。

また今回、テレパシーで子供が溺れてるのをアーニャが察知するのですが、自分の能力を人に知られることを異様に恐れているのが気になりました。

その際、フラッシュバック的に過去の記憶が蘇ります。「気持ち悪い」とか「なぜそんなことを知ってるんだ!」とかいう言葉を浴びせられて、恐怖につながるものばかり。

だから、ロイドにも言えない。仕方がないから「水泳選手になりたい」と嘘をつき、一人助けに向かいます。この嘘がもう絶妙で! それまでのシリアスな流れから一気に笑いの方に振って、しかもその嘘がなんかアーニャっぽい。

そして、なんのためらいもなく飛び込む、という勇気とやさしさを見せたアーニャにすごくグッときました。溺れた人を助けるのって、めちゃめちゃ危険だし、めちゃめちゃ大変ですからね。

そんな人命救助の功労で、アーニャは見事ステラを獲得! まさにヘンダーソンさんが言った通り、ウルトラアメイジングエレガントです。しかも、史上最速記録らしい。

その後、ステラのご褒美に犬を買ってもらうことになるのですが、多分、どうもその犬というのが東国が開発しようとしていた予知能力犬になるっぽい。スパイ、殺し屋、エスパーと来て、次は予知能力か! しかもイッヌ!

第12話

今回は近所の人たちからロイドに浮気疑惑が持ち上がり、自分たちが普通の円満家族であることを印象付けるため水族館に行く、という回。

しかし、ロイドのスパイとしての仕事は尽きず、偶然にも水族館先が東国の超重要陰謀の現場でありました。

やはりこの作品の肝は、超有能伝説的スパイが割とくだらないことで四苦八苦し、そのくだらないことが実は国家の存亡に関わる最重要機密であるという、二転三転するような、合わせ鏡のような、面白さにあると思うんです。

今回はそのおもしろさが特に際立った回だったように思います。

またもう一つのこの作品の魅力に、アーニャの「可愛くない可愛らしさ」もあると思うのですが、それがこの回の後半に爆発していましたね。

水族館で買ってもらった巨大ぬいぐるみペンギン(アーニャよりデカい)を新入りスパイとして本部長(変なぬいぐるみ。名前はキメラ本部長)に紹介するという。そのくだりがめちゃ面白可愛い。

チチとハハを「子分」と称し(ハハは強い以外は全部ダメと紹介)、「基地内」を案内。このアーニャのクソ生意気な感じもめちゃめちゃ面白いし、何より可愛い。生意気でクソガキなんだけど可愛い。

そして調子づいたアーニャは、挙句チチの書斎のドアを開けようとして、珍しくロイドをブチ切れさせます。チチがアーニャに向かって感情をあらわにするのは珍しいですね。

こちらもまた珍しく大泣きするアーニャをあやすため、最後はチチとハハもスパイごっこに巻き込まれるという微笑ましさ(本物なのに。伝説的なのに)。

過去最高の傑作回であったような一期最終回の後は、10月に第二期! 引き続き期待大です。

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