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僕がお金を支払ってもいないものに対して言いたい放題言わせてもらおう、という割と身勝手なブログです。

TVアニメ「錆喰いビスコ」第1話ネタバレ有り感想。世界観はブレードランナー?!

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冬のアニメが始まりましたねー。

色々と見所満載だと思うのですが、今回感想を述べたいのは「錆喰いビスコ」!

なんでもこの「錆喰いビスコ」、電撃小説大賞で銀賞を受賞作品であるらしく、しかも「このラノベがすごい!」では初の『総合』部門と『新作』部門の二冠を獲得した作品とのことです。

これは期待大ですね! つーか、だから観始めたのですがw

で、その第1話を観たんですけどね。期待通り良かった!

 

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導入部ナイス!

まだ物語自体は本格的には始まっていないとは思うのですが、その導入、物語世界への誘引ということでは素晴らしかったと思います。

先ずいきなりの富士山のショットがドーン。

からの東京の街並み。

割と出だしは普通の日常描写からで、そこからしばらくわちゃわちゃして本題突入なのかなー、と思いきや、いきなりの爆発! そして世界の崩壊!

これには一瞬ド肝を抜かれましたね。驚いたというか。

しかも爆発は地下からっぽかったんですよねー。

こういうのって、大体上から来るじゃないですか。隕石とか爆弾とか。

それが地下。

後のシーンで、老婆が巨大な鉄人について語るのですが、老婆はその鉄人の人差し指だけ、地面から出ているのを見たらしいんです。

でも、その話しぶりからすると、どうもその指が人間くらい、下手すりゃ人間よりもデカいらしいんですね。

おそらくはその「鉄人」がこの爆発を引き起こしたのではないか、と思うのですが、今後の展開がどうなるんでしょうか。

いずれにしろ、この巨大な鉄人が最終的には最重要のファクターになると思うんですけどねー。

で、話を戻すと、この意表を突く冒頭の演出で、いきなり興味を引かれました。

 

世界観はブレードランナー

そこから時が経って、東京は立入禁止区域となってしまっています。なんか、どうやらデカい穴が空いてたっぽいです(ウロ覚え)。

そして群馬の検問所が「現在」のファーストシーン。

こういう、日本を舞台にした近未来ディストピアを描く時、東京から外れた近郊の県を舞台にした方が、何か雰囲気が出ますよね。思えば「ニューロマンサー」もチバシティが舞台でした。

ちなみに、この作品の世界観は完全に「ブレードランナー」。

街並みや人の服装などは、もうモロにブレランw 『二個充分』なんつー店まである!www

日本人は「ブレードランナー」風のディストピア世界を描くのが上手いですね。そもそも、リドリー・スコットは東京をヒントにあの街並みを考えたのだから、コツみたいなものを掴むのが上手いのかもしれないですね。

で、その群馬の検問所では、どうやらこの物語の主人公・ビスコらしき怪しさ満点な僧侶がそこを越えようとしています。

この感じもね、グッと興味を引かれますよね。この僧侶は明らかに堅気ではないし、検問所って何だア?と。不穏さしかない。

そしてそのビスコは、どうやらとんでもない犯罪者であるらしいことが壁に貼ってある指名手配所でわかります。

ただ、ここでのシーンはちょっと説明的なセリフが気になってしまいましたが、まぁ仕方ないでしょう。だって、ある程度説明してもらわないとわかりませんからね、

そして、どうも人が「錆びる」という奇病が蔓延しています。

人が「錆びる」とはどういうことか。そしてなぜ、そんな奇病が蔓延してしまっているのか。

物語世界へと興味がグッと引かれます。

azzurri.hatenablog.com

 

主役は二人か?

で、いよいよ舞台となる町の場面になるのですが、そこでは女の子みたいな顔の男の子が町医者が活躍しています。

彼はほぼ無償で街の人たちに治療を施し、救世主のように人々から親しまれています。

また、この「錆びる」という奇病に対する研究も行っているよう。そのためには所持が不法とされているっぽいキノコが必要らしく、そのキノコは、多分町ぐるみでこの町医者のところに元に集まっているようです。

この「キノコ」が何やら重要な要素らしく、錆の病もどうやらそれが原因らしい。他にも、どうも色々と害を成しているらしくて、これがまた東京が壊滅したことと何らかの関係があるのでしょう。

ちなみに、このキノコ、「エウレカセブン」のスカブコーラルをなんとなく思い出させます。

というのも、後からビスコが矢を撃つとそこに巨大キノコが生えるんです。それが非常にスカブコーラルっぽい。

で、ビスコ。それをバンバン撃つんですね。街のあっちこっちでキノコが生えてきちゃって、そのキノコが錆の病の原因になるもんだから、とんでもねぇ野郎だな、と。

なぜこの医者がこんなにもこの奇病に立ち向かっているかというと、彼の姉が錆の病に侵されているんですね。多分、そこが大きなモチベーションとなっているのでしょう。

そして彼女は、元々は検問所の兵士(で、いいと思う)であったらしいんですね。だから、めちゃ強い。

で、ラストでその町医者とビスコが相対する(ビスコが医者の家に押し入った)するわけです。

ビスコは犯罪者なんですけど、どうもそれには理由があるっぽい。

で、なんとなくなんですけど、多分、この知性(町医者)と野性(ビスコ)の二人が手を組んで、この世界をどうにかする、ていう感じになると思うんですね。

それは救済なのか破壊なのかはわからないですが。

あとちなみに、キャラで言うと、この街の首長みたいのが出てくるんですけど、こいつがまた悪そう。そして声をあてるのは津田健次郎。好き。

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