昨日ですね、今年初めて、我が家にカブトムシが飛来しまして。
やっぱ嬉しいもんですね、この歳になっても。
大体、大きさは8cmくらい。そこそこ大きい方かなと思います。
角の形もカッコ良くて、立派なオスのカブトムシでした。
自然界の物欲センサー
子供の頃、好きでしたねー、カブトムシ。クワガタもね。学研漫画ひみつシリーズの「カブトムシ・クワガタのひみつ」とかめちゃめちゃ読み込みましたもん。
まぁ、今でもほぼ変わらず好きだったんですけど。
昔は朝早起きして、近所の友達と山ン中入ってって、捕りに行きましたねー。前日に木にハチミツとかエサになるようなの塗ってね。
でも、なっかなか来ないんですよね。だから、たまーに来た時にはものすごい嬉しかったりして。
とはいえ、大体来るのはコクワガタだったりするんですけどねw
だから、コクワは割とカブトムシクワガタの中ではハズレの方。まぁ、嬉しいんですけどね。
でも、言っちゃ悪いけど、もっとハズレなのはやっぱりメスのカブトムシかなw デカい茶色いカナブンですからね。カブトムシのメスならアゴがある分クワガタのメスの方が人気ありましたねー。
で、当たりは何と言ってもカブトムシでしたね。
でも、実はもっと当たりはミヤマクワガタだったかな。なんせ見つからないですからね。だから、小さいやつでも見つかったらもう大騒ぎでした。
まぁ、カブトムシ・クワガタで一番希少価値があるのはもちろんオオクワガタなんですけど、あとヒラタクワガタもかな、それはもうホントに超ウルトラレアなので、子供の我々にはどうにもこうにも手の出しようがなく、「なし」の状態でしたからねぇ(^^;;
そして実際、今の今に至るまで、結局野性のものは見たことがありません。マジで都市伝説なんじゃねぇの?
まぁ、そんな希少なカブトムシとかクワガタなんですが、こうして大人になると、割と簡単にウチに飛来してきてくれたりします。
あの苦労は一体なんだったんだ、っていうねw
やっぱ、自然界にも物欲センサーがあるのかなぁ。
北限は青森
ただ僕が子どもの頃、北海道に遊びに行くことがよくありまして。
朝、山の中に入っていくと、そりゃあもう、捕れる捕れる!
まー、ぶったまげましたね! もう、毎日のようにノコギリクワガタとか捕れましたもん。さっき言ったミヤマとかも捕れて。ミヤマ捕れた時は、もう、ホント嬉しかったですね。
だけど、もうお気づきでしょうが、今挙げた中にはカブトムシはいません。
どうも、北海道には生息していないようなんですよね。
だけどガッカリはしませんでしたね。なぜなら、学研漫画ひみつシリーズ「カブトムシ・クワガタのひみつ」に書いてありましたからw
でも、カブトムシいなくても、ノコとかミヤマとかスタークワガタが目白押しでしたからね。もう、ホントにお祭り状態。
他にもね、子供の頃の夏休みは色々あって、楽しかったなー。まぁ、大人になってからの夏休みも、色々と楽しいのですがw でもやっぱり楽しさの感じは違いますよね。
日本のカブトムシ強ぇ!
で、子供の頃は、捕まえたカブトムシとクワガタを戦わせたりしてね、やってましたけどねー。
今はできないですね。無理矢理戦わせるのは。自然界で戦ってるのを観察する、ってのはむしろ無茶苦茶見たいですが、無理矢理ってのはちょっとさすがに…。
子供って、まぁ自分もそうだったんですけど、残酷なところありますよね。まだモノを知らない、ってことが大きいんでしょうけど。だからその分、教育ってのが殊の外重要になってくるんでしょう。
まぁでも、どっちが強いか、っていうカブトムシ・クワガタの闘いはやっぱり燃えるものがあって。
以前、「トリビアの泉」という番組で「カブトムシ世界選手権」という企画があって、もちろん観て、ビデオにも録画しました(さっき無理矢理戦わせるの嫌って言ったばっかですが、やはり興味はあります)。
もう、子供の頃に学研漫画ひみつシリーズ「カブトムシ・クワガタのひみつ」で見た世界の名だたるカブトムシのオンパレード! 世界最大ヘラクレスオオカブトムシはもちろん、アジア最大にして三本角のコーカサスオオカブトムシ(カッコいい!)、最重量のアクティオンゾウカブトムシ、ネプチューンオオカブトムシなどなど、スターが勢ぞろい!
このメンバーを集めてトーナメント形式で世界最強を決めてしまおう、という夢の企画。これは男子たる者見ないわけにはいきません!
でも、さすがにその中では大きさ的には我が日本のカブトムシは見劣りしてしまいます。
しかし、しかしです。決勝に進むんです。
しかも自分の倍以上はあろうかというアジア最大三本角のコーカサスオオカブトムシを場外にまで吹っ飛ばして。
そして決勝の相手はなんと世界最大ヘラクレスオオカブトムシです。
決勝は三本勝負。一本目は割とあっさり負けてしまったのですが、二本目。なんとあのヘラクレスまでをも場外まで吹っ飛ばします。強いぞ、日本のカブトムシ!
残念ながら三本目は負けてしまい、1勝2敗で惜しくも準優勝となったのですが、これはもう大健闘と言って良いでしょう!
ところがですね、実はそう驚くべきことでもないみたいなんです。
日本のカブトムシ。実は普通に強いらしいです。
世界の名だたる巨大カブトムシは、大抵が頭にある角と胸の背中の方(昆虫の胴体部は頭、胸、腹の三か所に分かれています)にある角に相手を挟んで一旦リフトアップしてから投げ捨てる、という戦法で戦います。
しかし、日本のカブトムシは、頭にある角を相手の体の下に潜り込ませ、テコの原理で吹っ飛ばします。
このテコの原理を使うというのがポイントで、さして大きな力を使わなくても楽に相手を吹っ飛ばせるのです。
だから、世界カブトムシ選手権で体格に劣る日本のカブトムシが、自分よりも大きな相手をバッタバッタと吹っ飛ばすことができたのです。
いやあー、強ぇな! 日本のカブトムシ!
なんだか嬉しくなってきてしまいます。
それに、日本のカブトムシ、角の形がカッコいいですよね。
まさに「兜」虫です!
モノノフですね。強いはずだ。